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運行管理者試験【貨物】過去問ランダム演習:705

問 運行管理の意義、運行管理者の役割等に関する次の記述のうち、適切なものをすべて選びなさい。なお、解答にあたっては、各選択肢に記載されている事項以外は考慮しないものとする。

 1.運行管理者は、事業者に代わって法令に定められた事業用自動車の運行の安全確保に関する業務を行い、交通事故を防止するという重要な役割を果たすことが求められていることから、運行管理者以外に複数の補助者を選任し運行管理業務に当たらせ、運行管理者は運行管理に関し、これらの補助者の指導・監督のみを行っている。

 2.運行管理者は、運行の安全に関する、改善すべき点及び運転者その他の従業員の「現場の声」を踏まえた対策について、事業者に対し積極的に助言を行い、運行の安全確保を図ることも重要な役割である。

 3.運行管理者は、運転者の指導教育を実施していく際、運転者1人ひとりの個性に応じた助言・指導(カウンセリング)を行うことも重要である。そのためには、日頃から運転者の性格や能力、事故歴のほか、場合によっては個人的な事情についても把握し、そして、これらに基づいて助言・指導を積み重ねることによって事故防止を図ることも重要な役割である。

 4.運行管理者は、自社の営業所において重大事故が発生したため、直ちに、情報の収集を行い、事故の直接的及び間接的な要因として考えられる事故原因について分析を行い、必要な再発防止策を検討・作成した。しかし、対策の実施及びその時期は事業者の責任で行うべきであるので、これらの対策の実施を事業者に助言しなかった。

 

 

 

 

 

 

 

正解2,3 

1.適切でない。補助者の指導・監督については、運行管理者の業務のひとつではあるが、補助者は、運行管理者の履行補助を行う者であって、代理業務を行える者ではない(ただし、点呼については、その一部を行うことができる)。したがって、複数の補助者に運行管理業務を行わせ、運行管理者が「補助者の指導・監督のみ」を行うことは適切ではない

4.適切でない。運行管理者は、事業者に対し、運行の安全確保に関し必要な事項について助言を行うことができ、本肢のように、事故の再発防止策を検討・作成したのであれば、事業者に対し、適切な助言を行うべきである

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